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2018年 ニュースリリース

 サービス・技術 (日刊建設工業新聞 10面)

途上国の水銀対策支援 6カ国の研修員が抽出・分析実習

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国際協力機構(JICA)関西国際センターの研修員9人が1~26日の間、「多媒体水銀モニタリング能力向上コース」の受講のため来日している。途上国では水銀汚染による健康被害が深刻な社会問題になりつつも適切な分析能力のある人材が不足。同コースの受講を通じて分析技術や水銀に関する法整備状況などを把握し自国に持ち帰ってもらおうと、いであと共同で昨年から取り組んでいる。22日には大阪市住之江区のいであ大阪支社で雨水中の水銀の抽出・分析実習が行われた。

研修員はインドネシア、マレーシア、タイ、ザンビア、ブルキナファソ、スリナムの各国の機関などに所属する研究員ら。研修中は静岡県焼津市の同社環境創造研究所で雨水測定機やサンプリング方法について事前説明を受けた。

午前中の座学に続いて、午後は雨水を模した蒸留水を使用して水銀を抽出・分析。研修員は雨水サンプルから金カラムに水銀を集めた後、塩化すずを使用して水銀を揮発させ測定機に取り込んだ。この後データ解析を行った。

同コースは環境省が「水銀に関する水俣条約」に基づき途上国支援や水俣病の情報発信を行う「MOYAIイニシアチブ」の一環として開始。これまでにJICAでは2000年以降で26カ国153人に水銀対策で協力を進めてきた。

大気中の水銀は地球規模で長期間移動し雨として海に降り注ぐことから、魚などを通じての人体への影響が懸念されている。

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